完結編になる「スター・ウォーズ/ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー」が
公開されて、1977年から続いてきた長編シリーズが終わります。
公開順で第一作から登場しているキャラクターの中で唯一の生き残りはレイア
なんですが、レイア将軍を演ずるキャリー・フィッシャーは実際に亡くなって
しまっているわけで、仮定の話として第10話が完結編だったとしたら確実に
製作は行き詰まったんじゃないかという感じがしないでもありません。
最終章まで半年以上もあるわけですが、最初の予告編が公開され、レイア将軍
がレイと抱擁を交わすシーンが挿入されているので、生前にある程度の脚本は
書かれていたということなのでしょう。
※ CGでの復活は考えていないとされていましたからね。
カイロ・レンが暗黒面に残るのか、帝国側に残って二年後に再興を果たすのか
それとも帝国側に新たな皇帝が現れるのか、スノークが復活するのか。
製作する側は一本の筋に沿って映画を完結に向かわせるわけですが、観客側は
人それぞれに異なった視点で自分の想いを持っているので、どんな結末で終焉
しようが批判の声は確実にあることでしょうから監督も大変でしょうね。
ジョージ・ルーカスが権利を手放した理由の一つに、観客からの過剰な干渉が
嫌になったみたいなことがありましたが、自分で作った物語をどのように展開
しようが極端に言えば勝手なわけなんですが、それでは納得しない自称マニア
とか〇〇フリークなんて人達は、ぶっちゃけてしまうと「有難迷惑な存在」で
しかないような気がしますが、そういう人こそ金儲けに走ったとか、的外れな
批判にも関わらず正論のように主張するので面倒だろうなと思ったりします。
そうは言っても現在までのスターウォーズ8作品とスピンオフ作品の「ローグ
・ワン」「ハン・ソロ」の合計興収95億ドルのうち、ディズニー傘下に移行
した後の4作品(正規版2作品と、スピンオフ2作品)で50億ドルを稼いで
いるわけなんでマニアの想いとは裏腹に、実際に映画館まで足を運んで映画を
観ている観客数が落ち込んでいるわけでもないのが実態です。
日本の例でいえば、大昔に「あしたのジョー」の中で、最大のライバルだった
力石徹を死なせてしまった時のひと騒動(納得しないファンのために告別式を
実施)みたいな話が実際には無数にあることでしょう。
それはともかく、まだ完結編も公開されていないわけですがルーカスフィルム
を所有するウォルト・ディズニーがスター・ウォーズの新作3本を2年ごとに
公開することを発表したので、スター・ウォーズは少なくとも2026年まで
作り続けられることが確定したわけです。
個人的には「アバター」は全く興味がないのですが、2021年12月17日
に「アバター2」を公開して、それ以降は毎年「スター・ウォーズ」と交互に
公開されることが決まったようで、スター・ウォーズの話とスピンオフ映画を
交互に公開する方法は止めるようです。
「ハン・ソロ」が目論見のように観客動員が出来なかったということもあると
思いますが、個人的には今回の作品で「スター・ウォーズ」は終了です。
2022年12月16日からの公開を期待することはないですね。