それをさらに裏付けるように、国連の世界気象機関(WMO)の世界の気候に
関する年次報告書の発表で、2018年の海水温は観測史上最高だったことが
明らかになり、今年以降さらに海水温が上昇することが懸念されています。
生物にはそれぞれの種によって適温があるのは人間でも同じなわけで、水温の
上昇によって特に冷たい海水温を好むタラの仲間などが日本の周辺から離れる
という事態が予測され、その他の希少生物も含めて海洋生物の生態系に対する
影響によって主要魚種の漁獲高の減少や水産資源全体の減少が考えられます。
また、日本周辺の海水温が高くなることによって台風の勢力が大型で強いまま
維持されて上陸したり、より大型に発達することや中には衰退して熱帯低気圧
になりかけた台風が日本近海で再び台風に発達するなどして、自然災害の損害
が過大になる危険性もあります。
表面温度だけでなく、水深700メートルや水深2000メートルの深海でも
過去最高の水温になっているということで、北陸や北海道で漁獲されるカニの
生態系にも異変が起きそうな状況にあります。
いまだに地球温暖化は環境保護団体のでっち上げだと主張する愚かな大統領を
擁する世界最大の軍事国家がありますが、その国に追随することしかできない
無能な総理大臣を擁する日本も環境保護に対する取り組みに消極的なダメな国
であることは間違いないわけなんで、二酸化炭素の排出削減など出来ることを
躊躇することなく出来る社会環境にすることが大切だと思います。
一年のうちの10か月ぐらいが海水浴に適した南国になることを期待する人も
いないとも限りませんし、毎週のようにビーチまで水着の女性を見に行く人が
暑さのあまりより小さくなる水着の布面積を喜ぶことになるかも知れませんが
勢力の衰えない台風の怖さは昨年の関西国際空港の水没や大阪府南部で建物が
風で飛ぶ様子を流したニュース映像でしっかりと見た人も多いと思いますので
異常に暑い夏に怖いのは熱中症だけではないことはご存知のことでしょう。
現時点では昨年以上になるのかは不明ですが、南アメリカの沖合の水温は去年
よりも高いレベルで推移していると言われていますので、今年も風水害に備え
去年以上のサバイバル知識が必要とされることになるかも知れません。