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ディープインパクトが種付け中止 [競馬]

現役競走馬時代に牡馬三冠(皐月賞・日本ダービー・菊花賞)を獲得、天皇賞
・春、宝塚記念、ジャパンカップ、有馬記念でも勝って、JRAでGⅠ7勝を
達成後、種牡馬として活躍中のディープインパクトが首の痛みのため種付けを
中止していることが報じられました。

DeepImpact_2019.jpg

現役引退をして種牡馬としてデビューした2007年には1200万円だった
種付け料が2018年からは4000万円になり、日本で最も高額な種牡馬に
なっていましたが、今年は約20頭ほどに種付けをした後に首を痛がる素振り
をしたので、大事を取って今年の種付けは中止になりました。


繫養元の社台スタリオンステーションの発表によれば、馬のリズムと体が一致
しない状態ということで、力を入れるとバランスが取れなくなる危険性がある
ということで種付けは中止になりましたが命に別状はないそうです。

社台SSの発表を疑うわけではありませんが、サンデーサイレンスが種付けを
中止した時、フレグモーネ(脚に炎症が出来る化膿性の病気)の発症から馬に
とっては不治の病とされる蹄葉炎になり、衰弱性心不全のため死亡していると
いう前例があるわけで、サンデーサイレンスが亡くなったのが16歳、現時点
のディープインパクトが17歳ということを考えると来年以降は功労馬として
種付けを止めるということもあるのかも知れないなと思ったりします。

サンデーサイレンスの子供たちの中で最初の世代はフジキセキで、その後にも
ステイゴールドやスペシャルウィークやゴールドアリュールなど実績を残した
種牡馬が出て、最後から一つ前の世代なのがディ-プインパクトということで
サンデーサイレンスの子供達もそんなには残っていないのですね。

ディープインパクトよりも二歳年下の名牝として知られるウォッカが繫養先の
イングランドで蹄葉炎で死亡したというニュースも入ってきて、現役ではなく
繁殖という第二の馬生を送っている馬たちの世代交代の時期かもしれません。



2002年に死亡したサンデーサイレンスが最後に残した2003年生まれの
フサイチパンドラ(エリザベス女王杯優勝馬)の仔である、アーモンドアイが
2018年に牝馬三冠とジャパンカップ、今年はドバイターフで優勝していて
さらにドバイターフの二着はディープインパクトの仔であるヴィブロスという
ことで、競馬がブラッドスポーツと呼ばれる理由がわかります。
※フサイチパンドラは2017年に死亡しています。

ただ、現時点でディープインパクトの血統を受け継ぐ馬たちの中には偉大な父
を超える実績を持つ後継者は出ていない状況で、日本ダービーに優勝した馬は
ディープブリランテ、キズナ、マカヒキ、ワグネリアンの4頭いますが、4歳
以降にさらに強くなった馬がいないのが残念な感じです。



そういう意味ではディープインパクトが種牡馬を引退するに至る見えざる力は
まだ働いていないのかも知れないので、来年以降に復活出来そうなのかな。


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