昔話の中で畑仕事をしない農民は怠け者と呼ばれる場面がよく出てきます。
そういう怠け者が意外な場面で大活躍してしまったりするのが、フィクション
を盛り上げる要点にもなっているので、話の中では怠け者だからと村人たちに
弄られていたりしますが、嫌われ者として描かれている例はあまりないわけで
むしろ愛されキャラ的な扱いになっていることが多いです。



その見方を引き合いにすれば、動きの遅い動物がナマケモノと呼ばれていても
悪意はないという考え方も出来るかも知れませんが、それでもダイバーシティ
という考え方が重要視され始めた今の世の中で、生態的に動きが遅い生き物を
ナマケモノと呼ぶのは問題ではないかという議論はあまり聞きません。