最近の映画「アクアマン」の中でも採用されるなど、1982年の発表から35年
以上の歳月が経っていますが、TOTOの作品の中ではいつも上位人気のある曲
で、ロックのクラシックとしてずっと残ると思われる作品でもあります。
そんな音楽と演奏者であるTOTOに究極の敬意を表すために、アフリカで永遠
に「アフリカ」を演奏することを思いついたのだそうです。
「アフリカ」の歌詞の中には現地では実際にはありえない、キリマンジャロが
セレンゲティの上といったような歌詞があるようですが、それを批判すること
が前向きな表現だとは全く思いません。
歌詞を書くときに実際に体験したこととか、実際に行ったことがある場所など
リアルな設定にシチュエーションを限定してしまったら作者の創造力など意味
がないことになってしまいますし、紀行文とか日記を書いているわけではない
という前提に立てば、アフリカに大きな氷柱が立っているというような歌詞を
書こうがそれは想像力でもあり、創造力でもあると思います。
日本のイメージがいまだに富士山、芸者という人も普通にいる現代社会の中で
歌詞の中に事実と違う描写があったからと言って批判するだけなんて、それは
あまりにも寂しすぎるし、頭と心の容量に余裕が無さ過ぎです。
この無限ループのシステムは世界最古のナミビア砂漠のなかのどこにあるのか
については公表されておらず、TOTOのもっとも忠実なファンだけが見つける
ことが出来る宝物だということなんですが、ナミビアの砂漠まで行って広大な
砂漠の中でTOTOの「アフリカ」を探すというのは現実的ではないですね。
個人的に一番好きなtotoの曲は「I Won't Hold You Back」です。
砂漠で迷って死んじゃったら、それはそれで未練を残しそうな気がします。
アフリカで永遠に流れる「アフリカ」
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