上野の国立科学博物館にはハチ公の剥製が展示されていますので、もしも
興味があれば見に行ってみて下さい、多分、想像よりも小さなハチ公の姿
を見ることが出来ます。
そんな有名なハチ公と同じように、もう既に80日以上雨の日も風の日も
ずっと同じ場所で亡くなった飼い主の女性を待ち続けている犬が、中国・
内モンゴル自治区のフフホト市にいます。
8月21日の早朝に交通事故が起き、女性が即死した場所に飼い主だった
女性の帰りを待つように犬が現れるようになったようで、その事実が画像
と共にインターネットで流れて広く知られるようになったため、犬の境遇
を案ずる人の書き込みが増えたことから、ボランティア団体が亡くなった
女性の家族に連絡を取ろうとしているようですが、現時点で引き取られて
いるのかどうかはわかりません。
ボランティア団体では家族と連絡が取れない場合は、犬が安心して暮らす
ことが出来るようにするつもりだということで、里親を探すとか何らかの
方法で交通量の多い道路端で待ち続けることがなくなれば良いですね。
忠義を尽くすとか何とかして人に位を付けたがるような人間界の権威主義
なんてことは当然、犬の頭の中にはないですし、そんな上下関係ではなく
ただ一緒にいることで嬉しかったので、飼い主の女性を待っているのだと
思いますし、忠犬ハチ公もまた可愛がってくれた上野氏にもう一度鼻先を
撫でて欲しくて待っていたと思います。
ハチ公のように道端で遺骸が見つかるようなことのないように早く誰かの
元で暮らせるようになることを願っています。
中国・内モンゴル自治区の忠犬ハチ公
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