デビューから４５年間、ほぼ第一線級のライブバンドとして活動してきた
アメリカのハードロックバンドの代表的存在であるＫＩＳＳが、出演した
テレビ番組の中でフェアウェルツアー（さよならツアー）の開催を発表し
次回からのワールドツアーがラスト・ツアーになることが示されました。
ツアーのタイトルは「エンド・オブ・ザ・ロード」で、過去最大のショー
になると共に、ＫＩＳＳのライブを見られるのは最後ということです。
ポール・スタンレーが６６歳、ジーン・シモンズが６９歳ですからね。
そりゃ、体力的にもきつくなっているだろうなと思います。
今までに何度も来日して、キティちゃんやももクロとコラボしてきた実績
があり、東京で「地獄の博覧会」というイベントも開催していることから
当然、ワールドツアーには日本も組み込まれて、少なくとも東京・大阪の
二都市と確実にラストステージの開催はあると思いますし、もしかしたら
札幌、仙台、名古屋、広島、福岡ぐらいは実施されるかもしれません。
オリジナルメンバーとして残っているのは、ポール・スタンレーとジーン
・シモンズの二人のみで、リードギターのエース・フレーリーは現在でも
ソロアーティストとして活動している反面、ドラムスのピーター・クリス
はあまり目立った活動はしていませんね。
バンド内部での人間関係の悪化やアルコール、薬物などのマイナスが響き
脱退というよりは解雇に近い形でバンドを抜けたとされていて、脱退後に
ＫＩＳＳに復帰したこともありましたが、結局は、ジーン・シモンズとの
関係修復が出来ずにバンドを抜けています。
ＫＩＳＳの初期に歌っていた「ベス」や「ハードラックウーマン」は名曲
と言われてヒットしましたが、ソロに転向してからは売れませんでした。
エースとピーターが脱退後も、何度かのメンバーチェンジを経て、現在の
４人で固定化したのは２００４年からになります。
ステージ上の外観のイメージとは違って、アルコールや薬物などの健康上
また、社会通念上、歓迎されないことに浸るようなメンバーとは解雇する
という厳しいルールの下で運営されていることは有名ですが、その割には
ジーン・シモンズのセックスビデオが流出したとか、ジーン・シモンズが
相手をした女性は世界で３０００人なんて話があり、女性関係の部分では
モラルも規律もないような感じではありますが、ロックスターですからね
そんなものなんでしょう。
そういう話はともかくとして、火を吹いたり、口から血糊を吐き出したり
ワイヤーアクションも見せたりしているショーが最後というのは寂しい話
ですよね、日本にも相当のファンが存在していると思いますので、最後の
日本ツアーのチケットはかなり希少なチケットになりそうですね。
現時点で日程については全く明らかにされていませんが、年内スタートで
来年のいつまでかかるのかはわかりませんが、世界を周るようです。