国産初のジェット旅客機として開発続行中のMRJ(三菱航空機)ですが
海外からの受注が確定、オプションを含めてゼロになりそうなニュースが
続いていて、現実的には赤字が確定しつつも販売にこぎつけたYS-11
よりも残念な状況になることが予測される状況になりました。



技術大国の日本が国産旅客機を製造するということになれば、一昔前から
言われているクールジャパンの延長線上の話として海外でも当然高評価を
受けて成功間違いなしと考えている人も多いようですが、実際には国産で
機体は作れてもエンジンはアメリカ製のGE(ゼルラルエレクトリック)
であり、フライトシステムなどにソフトウェアについても、同じクラスの
リージョナルジェット(70-110席、航続距離3000キロ程度)を
製造するボンバルディアやエンブラエルの方が実績がある分だけ信頼性は
高く、開発費は低く抑えられる状況にあります。