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トロロッソが原因不明のクラッシュ [モータースポーツ]

イタリアのチームであるトロロッソですが、ホンダF1のファクトリーが
あるのは英国のため準地元での開催ということで、前回のオーストリアの
レース以上に力の入っていた英国グランプリですが、フリー走行の三回目
が始まって早々にブレンドン・ハートレーがターン6でブレーキをかけた
途端に左側の前輪サスペンションが一気に破壊され、車はスピンしながら
バリアに衝突して大破、予選までに修復不可能な状態になりました。



衝突直後はハートレーの動きがなく心配されましたが、自力で車から出て
歩いてピットまで戻り、その後メディカルチェックを受けた結果、レース
に参加することに問題はないという診断は出ましたが、車が修復できない
ということで、予選は欠場し決勝(最後方グリッド)に出場できるように
モナコGPまで使っていたモノコックに交換して用意されます。


フリー走行のビデオを見ても特に路面に接触するようなバンプがあるとも
見えないので、単純に言えばメカニックの作業ミスという感じなんですが
ブレーキパッドとサスペンションがリンクしているわけもなく、何らかの
異常な負荷がかかったために自然分解したとしか見えないです。

原因不明なためピエール・ガスリーについても四輪全てのサスペンション
を交換するのが予選出場の条件とFIA(主催団体)から勧告されたため
ピエール・ガスリーのサスペンション交換が最優先になったことで、今回
のレースに合わせて新設計された空力パーツのセッティングが間に合うか
というのが予選のQ1、Q2突破の条件という感じですが実質的には参加
することがまず第一という感じになっているのが現実な感じです。

今回はブレンドン・ハートレー本人に非がないわけですが、スペインGP
では縁石を踏んでコントロールを無くし、速度を落とせないままカーブで
クラッシュしてギアボックスが落下するほど大破し、次のモナコGPでは
追突されてリタイヤ、カナダGPでは決勝の一週目で事故に巻き込まれて
リタイヤ、オーストリアGPもリタイヤ、そして英国GPのフリー走行で
サスペンションが破壊されて予選欠場とほとんど完走していません。







運が悪いと言うべきか、これだけ事故に遭っても大怪我をしないのは運が
良いと見るべきなのか見方によっては何とでも言えそうな感じはしますが
トロロッソを解雇されるという噂は信憑性を増してきているような状況が
続いているように感じます。

ホンダの育成ドライバーたちには、チャンスでもあると思いますがこれが
想定以上に不甲斐ないためにスーパーライセンスを取れそうにないという
ことで、もしもハートレーが契約解除になっても日本人ドライバーに変更
ということはないでしょうね。

ルマンで活躍した小林可夢偉も中嶋一貴もトヨタの契約ドライバーとして
活動しているのでホンダの車には乗るわけにはいきませんし、佐藤琢磨は
インディカーでポイント争いをしているのでF1復帰はないでしょうね。

というようなことで、ブレンドン・ハートレーは近いうちに契約解除には
ならないでしょうがクラッシュ事故は減らす努力が必要かと思います。


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