ベルファストで行われたボクシングWBOのバンタム級タイトルマッチで
挑戦者のシボニソ・ゴニャが1Rの最初のパンチでキャンバスに崩れ落ち
10カウントを数えようとした時に、すでにゴニャが失神していることに
気付いたレフェリーが試合を止めたことにより試合開始から11秒の世界
最短記録でのノックアウト勝ちになりました。
最初の右フックが当たったのが試合開始の5秒後で、画面上から残り時間
の表示が消えたのは2分48秒の時でしたので、公式記録では敗戦の記録
は11秒ということになるのでしょう。
ゾラニ・テテは過去にスーパーフライ級でもチャンピオンになりタイトル
を返上してバンタム級でタイトルを獲得しているので、二階級を制覇した
チャンピオンで、ルイス・ネリとの防衛戦で敗れたものの薬物使用疑惑で
再戦が決まっている山中慎介が再び、WBCチャンピオンになった時には
タイトル統一戦で、闘うことになるかも知れません。
一昔前にはボクシングの国際団体は、WBAとWBCの二つの団体のみが
JBCの公認でWBOとIBFは強いチャンピオンではないというような
理由で国際団体として不適格だとされていましたが、マニー・パッキャオ
がWBOのチャンピオンになったりして国際団体としての格式もついたと
いうことで、JBCが公認した経緯がありますが、スーパーチャンピオン
と正規チャンピオンと暫定チャンピオンが一階級に存在するWBAよりも
WBO、IBFのチャンピオンの方が信頼性は高いと思います。
ラスベガスで圧倒的な強さを見せた井上尚弥もWBOチャンピオンなので
二大団体と言われていた頃よりも確実にWBOの選手は強さも本物という
感じがするようになりましたよね。
残念なことに亀田大毅も一瞬だけチャンピオンになっているのが不思議な
気がしますが、それはともかくとして。
このまま順調なら山中慎介との頂上決戦とか、井上尚弥の階級を上げての
挑戦で試合をすることになるかも知れないので、そんな試合が日本で実現
したら、それはそれで楽しみです。