漫画「浮浪雲」が9月20日発売号で連載終了になります。
初期の頃の記憶は全くありませんが、一時期ビッグコミックオリジナルを
毎号買っていた時には時代劇版スナフキンみたいな印象があって風の吹く
方向によって、風の向くまま気の向くまま、短い台詞の中で人生の教えを
説くみたいな漫画という印象があります。
ビートたけしさんが主役でドラマ化もされたようですが、私は全くそちら
のドラマは知らなくて、渡哲也さんが主役の「雲」を演じていたドラマは
見ていた記憶があります。
私が子供の頃からずっと活躍している永井豪さんの「デビルマンサーガ」
ちばてつやさんの「ひねもすのたり日記」などは、ビッグコミックで連載
されているので少年時代を懐かしみつつ読んでいますが、何十年も前から
活動されている漫画家さんも、かなり減りましたからジョージ秋山さんも
これを機に引退してしまうのでしょうか。
ジョージ秋山さんの場合、少年誌に連載はされていましたが小学生の頃に
読んでいた「ほらふきドンドン」というギャグ漫画は普通に読めましたが
その後の「アシュラ」とか「銭ゲバ」はアンダーグラウンドの世界を漫画
にしたような感じで、あえて読者が不快になるような描写があったので、
あまり読まなくなりました。
美保純さんの出世作の「ピンクのカーテン」の原作になった漫画を描いた
ということは知っていましたが、漫画は読みませんでした。
永井豪さんたちのように子供の頃から忘れられないような作品があるわけ
ではありませんが、ジョージ秋山という人は一般的な漫画家は取り上げる
ことのない独特の世界を描く漫画家という印象が今でも強いです。
そんな異才の人が描き続けた「浮浪雲」は、現在は単行本は110巻まで
進んだそうですが大ヒット漫画とは言われていない漫画がそこまで続いた
というのは何か理由があるんでしょうね。
今後も漫画家を続けるとしたら、やっぱり一筋縄ではいかない複雑な内容
になるのでしょうね。
浮浪雲 (1) (ビッグコミックス) | |
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