プロレスラーの天龍源一郎が両国国技館での引退試合を終えて正式に引退
し、プロレスの世界から去りました。

デビューしたのは1976年ですから40年での引退になりますが、同じ
時代に闘ったジャンボ鶴田が、フィリピン・マニラで肝臓移植手術の際に
志半ばで命を落としての退場だったのに対して、自分で引き際を決めての
引退ということで、試合では負けたものの晴れやかな表情に見えました。



引退試合をプロデュースしたのは娘の紋奈さん。
天龍選手は、引退試合の観客は500人でもいいからと言ったようですが
天龍というしこ名を授けられた国技館で、天龍の名前を返すという考えで
両国国技館を押さえ、一万人以上の観客で館内を満員にしたことに対して
天龍選手は「我が娘ながら男前だった」と話したという記事を読んで良い
親子関係だなと思いましたね。

また引退の理由が腰の手術の影響だと伝えられていたことについて、自身
の奥さんが病気であることから、今まではプロレス一筋にやらせてくれた
奥さんを看ていくための引退であることを明かしたことについても本当に
家族を大切にする人なんだなと、プロレス一筋40年の生き様だけでなく
人としての基本がしっかりした優しい夫として父親として尊敬できる人物
だと改めて天龍源一郎というプロレスラーを中学生の頃から知っていたと
いうことが自分自身の人生にとって良いことだったなと感じています。

革命終焉 (G SPIRITS BOOK)
天龍 源一郎 嶋田 まき代 嶋田 紋奈


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