- シネマクラブ
遠隔操作によって動いているヘリコプターには、ヘリコプターの納入式に
参加する予定で家族で来ていたヘリコプターの設計技師の息子がトラブル
に遭遇して一人で乗っていることから、江口洋介が演ずる息子を助けたい
ヘリコプターの設計技師と、本木雅弘が演ずる原子炉の設計技師の葛藤を
描いたドラマということになります。
映画の立ち位置としては犯人側ではないため、テロを抑止する方策を考え
実行に移す側が正義として描かれていますから、テロを成功させて日本の
原子炉を全部停止させるという方向では映画は終わらない感じです。
個人的には、原子力発電所廃絶のきっかけになるようなダークヒーローが
登場する映画があっても良いと思うんですけどね、まだまだそこまで日本
の映画会社は度胸はないでしょうね。
天空の蜂 (講談社文庫) 東野 圭吾 by G-Tools |