昨年は骨折とか病気とかで入退院を繰り返し、法話の会からの引退を表明
していた瀬戸内寂聴さんが胆のうがんの治療を終えてNHKの番組に出演
すると共に、小説と法話の会を再開し、事実上の復活をしました。



92歳で胆のうがんになり、ペンを持つこともできないほどの全身の痛み
に悩まされていましたが、今年になってリハビリをして一人で歩けるまで
回復したことから、愛に飢えた91歳の女性が恋愛をする姿を描いた小説
「どりーむ・きゃっちゃー」を発表し、法話も再開しました。

若い世代に残したいことは?とのインタビューでの問いかけに対しては、
「青春は恋と革命」と短く答え、「若い時は恋を夢中になってしなさい」
「親に反対されても、周りとあつれきを生んでも、自分の革命を起こして
自分の好きなことをしなさい」と、草食化や、既定路線を離れたがらない
若い世代に対してのメッセージを発信しています。

人生の終わりに墓石に彫りたい言葉は「愛した 書いた 祈った 寂聴」
ということで、瀬戸内寂聴さんの人生が凝縮された言葉だなと思います。

死に支度
瀬戸内 寂聴


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