アメリカ映画の太平洋戦争前の名作映画「風と共に去りぬ」のヒロインの
スカーレット・オハラを演じたビビアン・リーが、映画の中で実際に着用
したドレスが映画に関係の深いビバリーヒルズで開催されたオークション
に出品され、約1600万円で落札されました。



元々、1960年代に衣装会社の床に置かれて、廃棄処分になるところを
見つけた男性が20ドル(約2400円)で買い取っていたものを出品し
買値の数千倍の値段が付いたものですで、この他にも「風と共に去りぬ」
のコレクション約150点を出品し、クラーク・ゲーブルが演じたレット
バトラーが着用したスーツも高値で売れたようです。



映画の都ハリウッドだった時代の俳優やブルース・リーなど早逝した俳優
が映画で使用した小道具や私物がオークションに出品されて、高い値段で
買い取られる例が多いのですが、買い取った後には展示されたりすること
もなく、ファンの人にとっては永遠の宝物になるわけで、興味のない人に
とっては20ドルの価値もない古い衣服も、袖を通した人の魅力によって
高級ブランドドレス以上の価値が発生するのですから凄いですね。

現れては消える現在のスターとは重さも輝きも違ったスターたちの遺産は
一千万円では安いぐらいの価値があるということなのでしょう。

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