日本でも曽野綾子という老婆が人種隔離政策を容認する発言をして問題視
されていますが、フランス・パリの地下鉄で、電車に乗ろうとした黒人の
男性が、サッカー観戦に来た英国人の男たちにドアの外に押し出されると
いう人種差別事件があり、実行犯の男三人が特定され、この男たちが応援
している、イングランド・プレミアリーグのチェルシーは、文書によって
本拠地スタンフォード・ブリッジでの試合観戦を一時禁止にすると発表し
最終的には永久追放処分になる見通しです。



被害者の男性が警察に対して正式な提訴を行なったため、パリ検察は三人
の起訴手続きに入り、「公共交通機関での故意による人種差別的暴力」は
3年以下の懲役と最高4万5000ユーロ(約600万円)の罰金になる
ということですので、有無を言わせず最高刑にすれば良いでしょう。

押し出された男性は「このことについては誰にも言わずに帰宅した。妻に
も子供にも言わなかった。子供になんと言えばいいんだ?黒人だから
父さんは地下鉄で押し出されんだとでも?」とコメントしています。

俺たちは差別主義者だと歌を歌っているようなサポーターなんて、どんな
スポーツのチームでも必要としないはずですし、差別主義者がサポートを
するチームなんて、世間が受け入れません。

肌の色が違うだけで差別をするというのは、異文化を理解出来ないからと
日本人以外を差別している一部の日本人と同じです。

日本国内のレイシストもフランスと同様に刑罰を受けられるように刑法の
改正をするべきであると思います。

サッカーと人種差別 (文春新書)
陣野 俊史


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