F1の最高責任者で最高権力者のバーニー・エクレストンが、メディアの
取材に対して、ケータハムに対する嫌悪感を表わして、誰がケータハムを
所有しているか知らない、知りもしないし、知りたくもないと関わり合い
になることを完全に拒否していることが報じられています。

シーズン途中でブレーキディスク代を払うことができないために、新しい
レース毎に新品のブレーキディスクを使うことが出来なかったという事実
が表面化して、ケータハムの財政破綻は他のチームもわかっていたような
感じですが、負債が20億円もある勝てないチームを買い取るような酔狂
な人はいないでしょうから、ケータハムはもう終わりだと思います。

ケータハムのマーカス・エリクソンは個人スポンサーの22億円を持参金
にしてザウバーへの移籍が決まりましたが、移籍先のザウバーもロータス
やフォースインディアと同じくギリギリの状態で参戦しているので突然の
破綻があり得る状況のようですから、メーカー系のチームのような潤沢な
資金のないチームがF1で戦うのは無理だと思います。

ケータハムの破産のおかげでレースに出られなくなった小林可夢偉は現在
他チームでの契約を求めているようですが、マシンを壊すイメージが強い
ということで、なかなかオファーも来ないのが実情でマクラーレンホンダ
が日本人枠を作るようなことがない限りF1残留は厳しそうですね。

ホンダとしてもトヨタ出身の小林よりもホンダエンジンでインディに参戦
している佐藤琢磨を選びたいところでしょうが、2015年もインディに
参戦することを発表していますから、ホンダの日本人枠もなさそうです。

ということで、財政破綻のケータハムはF1から退場するのは間違いなく
それと道連れのように小林可夢偉もシートを失うことになりそうです。

人材を育てるホンダ 競わせるサムスン
佐藤 登


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