唯一の日本人レギュラーＦ１ドライバーである小林可夢偉が所属している
ケータハムＦ１チームで、元の所有者であるトニー・フェルナンデス氏と
現在の所有者である中東とスイスの投資家グループの間で、株式の譲渡が
行なわれていない、と株式の代金が支払われていないという双方の主張が
噛み合わず、所有権が宙に浮いた状態となっています。
投資グループの代表であるエンゲーベスト側はトニー・フェルナンデス氏
と対抗する形になっているため、現在は管財人がチーム拠点の工場を施錠
している状態であり、アメリカＧＰ・ブラジルＧＰの欠場が決まりました
ということで要するに差し押さえられた状態です。
小林可夢偉はレギュラー契約をしていながら、全く走らない車と金銭面で
問題のあるチームのために満足に走ることが出来ていません。
2012年のザウバー在籍時
現時点で、フェラーリのフェルナンド・アロンソがマクラーレンに移籍を
するという話がほぼ確定とされているのに対して、ジェンソン・バトンは
マクラーレンとの契約が継続されない場合に備えて、ポルシェチームから
ル・マンに挑戦するという話がありますので、日本のチームの看板として
小林可夢偉をマクラーレン・ホンダから出走させるということも考えては
もらえないものでしょうかね。
今シーズンは完走もままならない状態でしたが、資金が無く車自体の戦闘
能力が全くなかったことはＦ１関係者ならずとも、Ｆ１を見てきて人なら
誰もが理解していることだと思いますので、小林可夢偉の実力を生かして
勝てるチームとしてマクラーレン・ホンダが受け入れて来れることを期待
したいと思っています。