2014年シーズンのコンストラクターズチャンピオンが、メルセデスに
決まり、ドライバー部門はルイス・ハミルトンかニコ・ロズベルグの同じ
チーム同士での総合争いということになって、多くのチームが既に来年に
向けて動き出しているのがF1の現状になっています。

昨年までの圧倒的な強さが幻だったような不調になっているレッドブルは
セバスチャン・ベッテルが移籍を決断したとされ、移籍先はフェラーリに
決まっていると報道されていますが、現時点ではフェラーリ・レッドブル
のどちらからも移籍の話は出ていません。

ベッテルがフェラーリに移ることでフェラーリから誰が出るのか?という
話になるとフェルナンド・アロンソが二年間の契約を中途解約してホンダ
エンジンを積むマクラーレンに移籍すると言われています。

アロンソは以前のマクラーレン在籍時にチーム代表のロン・デニスと確執
を残したままと言われていますが、ホンダはアロンソと直接、契約交渉を
行なって三年契約(約142億円)を提示し、元F1ドライバーでホンダ
時代のマクラーレンに乗っていた、ゲルハルト・ベルガーを新たな代表と
して迎えるという案を提示しているという話があります。

まだまだ流動的ですが、ジェンソン・バトンはマクラーレンに残留しない
場合はF1からポルシェに移って、ル・マンに挑戦という話もあるために
2015年のマクラーレン・ホンダのチーム概要は全くわかりません。

来年の話で一つ確実なのはケータハムの小林可夢偉のシートはもう無いと
いうことで、より戦闘力のあるマシンに乗れれば良いのでしょうが現時点
では移籍先が無いというのが厳しいですね。



ホンダの価値観 ――原点から守り続けるDNA (角川oneテーマ21)
田中 詔一


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