国指定の難病、胸椎の「黄色靱帯骨化症」と、腰椎椎間板ヘルニアと診断
されて、手術による治療に専念するために長期休養に入っている東北楽天
の星野仙一監督の早期復帰を祈念して、6月12日に行なわれる交流試合
のヤクルト戦を星野仙一デーとすることが楽天球団から発表されました。

手術の準備に約一週間、術後の回復とリハビリに約一ヶ月を要すると診断
された星野監督が直筆で書いた「誰かの為に」という言葉が背中の部分に
デザインされたTシャツが当日の観戦チケットを持つすべての人に無料で
配布され、ファンと一緒に早期復帰を願う気持ちを伝えようという趣旨で
試合が開催されるようです。

選手時代も監督になってからも、野球という仕事の面ではそんなに大きな
トラブルに遭遇することもなくというか、他の人達と比べると順風満帆と
言えるような半生だと思いますが、プライベート面では早い時期に奥さん
を亡くされたり、ドラゴンズ・タイガース時代に苦楽を共にした島野氏を
見送ったりと、あまり良運には恵まれていない印象が強いですが、周囲の
復帰を望む声に応えて、元気にグラウンドに戻って欲しいですね。

星野仙一にみる名将の条件 (双葉新書)
江本 孟紀


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