1992年、唐突に芸能界から姿を消して伝説の歌姫と呼ばれているのが
若い世代の人は知らないと思いますが、ちなきなおみさんです。



私が10歳の時に日本レコード大賞を受賞した「喝采」は小学生レベルが
意味の分かる歌ではありませんでしたが、プロの歌手というのはこういう
人のことを言うんだろうな、と本能的に凄い人だと思って見ていました。



コロッケのモノマネで、本人が不在でも名前が露出し続けるという特殊な
環境がある故に「伝説の歌姫」の伝説は途切れないようにも思いますが、
由紀さおりさんとか、20年、30年前に売れていた人達が復活している
背景を考えると、いろんな物が見えて来るような気がします。

あまり悪口を書きたくないので具体的には書きませんが、濃厚で泥臭くて
重量感のある歌を聴きたいと思うと、結局は昭和の歌になってしまうのが
一種のリバイバルブームに関係しているのかも知れません。

ちあきなおみの喝采 おぼえてますか、1972年の大晦日に見せた“伝説の歌唱シーン"…。今こそ、ソロヴォーカルの神髄を!
ちあきなおみ

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