2011年に急死したマイケル・ジャクソンさん。
現在、カリフォルニア州では急死の責任を明確にするための裁判が開かれ
死亡の直後に過失致死罪で有罪となった元専属医のコンラッド・マーレー
受刑者(懲役4年で服役中)は、マイケルさんが死去した当時に、多額の
借金を抱えていたことが明らかになりました。

裁判の本来の相手は、マイケルさんの出演が予定されていたロンドン公演
の主催者AEG Live社で、マイケルさんの母キャサリンさんは利益
を追求するあまり、マイケルさんの体調管理を適切にしていない専属医を
AEG Live社が雇用し続けたことにより著しい体調悪化を無視して
マイケルさんを死に至らしめたと非難しています。

マイケルさんの慢性的な不眠症の治療として、マーレー受刑者が処方した
強力な麻酔・鎮静剤のプロポフォールの過剰摂取がマイケルさんの死因と
結論付けられていることから、マーレー受刑者がマイケルさんの死に深く
関与していることは間違いないようですね。

事件当時のマーレー受刑者は経済的に困窮していたことからマイケルさん
の専属医を続けることで得られる月15万ドル(約1450万円)の高額報酬
が何としてでも必要だった(多額の負債もあったことから、マイケルさん
の気分を害して解雇されることは破滅に繋がった)ことから、顧客である
マイケルさんが要求した分だけの鎮静剤を処方したことによって過剰投与
となりマイケルさんは亡くなったということになります。

それを単純に例えると、寄生虫が宿主の栄養を吸い過ぎて、宿主を殺して
しまったがために寄生虫本体も死ぬことになるのと同じことで、元専属医
は故意ではないにしてもマイケルさんを殺害したのと同然です。

個人の身勝手で多額の借金を作った医師の杜撰な管理によって、世界中に
ファンを持つ有能なエンタティナーが命を落としたということが、法廷で
証明されることになりそうな裁判が続いています。





マイケル・ジャクソン VISION【完全生産限定盤】 [DVD]


by G-Tools