土肥金山の坑道を歩いた話の続きです。
坑道の途中には大きな風車を回す人がいて(実際には風車は回っていませんが
風車を回す役割はあったようです)坑内へと空気を送風しています。
総延長100kmにも及ぶ地下ですから、当然、奥に行くほど酸素は薄くなるので
風車を回して酸素を送っていたようです。



が、大体において日本では事故が起きてから慌てて対応するというパターンが
常態化していますから(21世紀の今になっても政治家の世界では、全く進化も
しないで裏金工作なんてしている腐れはてた状況です)多分、この風車を常時
回転させて空気を送るようになるまでには、何人かの人が酸欠で命を落として
いるのではないかと想像しました。