有馬記念で優勝した武豊騎手

年末が一番の繁忙期になる仕事を30年以上もしていると、一般的な土日休みの
会社に勤めている人とは年末年始の感覚が違っていて、年の瀬とか、正月休み
ということが全く頭の中から欠落しているので、今年も残すところ後僅かとか
通販会社とかからメールが来ますが、あまり実感がありません。



そんなわけで、今年最後のグランプリ有馬記念という郵便物がJRAから来ても
まだ先のことだと思っていたら、クリスマスイブに有馬記念は終わりました。
武豊騎手が万全の構えで、日本ダービーを勝ったドウデュースに騎乗するので
普段は買わない馬券も買おうと思っていましたが、有馬記念が12月24日に開催
というか、12月24日が競馬の開催日ということさえ忘れていたので、有馬記念
の馬券は買えませんでした。

が、10月の天皇賞・秋の当日に、ドウデュースでレースに挑むはずだった武豊
騎手に起きたアクシデントから復帰して有馬記念にドウデュースと出走出来た
ということが、とても嬉しいことでした。



久し振りのＧⅠレースに復帰、そして優勝したというのは武豊騎手にとっても
まだ怪我は完治していないみたいですが、完全復活と言えそうです。

足を蹴られても、骨折が無かったので復帰は早そうだと予想されていましたが
筋挫傷という怪我は最悪の場合、患部が硬化してしまい柔軟性が無くなるため
アスリートにとっては競技に復帰するのに半年以上かかる場合もある重傷だと
いうことで、マイルチャンピオンシップもジャパンカップも出走できなかった
状況から、特に寒い時期なので春までは治療に専念するのでは？なんてことも
考えてしまいましたが、オグリキャップの時も、ディープインパクトの時にも
そしてキタサンブラックの時もドラマティックな人なので、やっぱり年末最後
のドラマを見せてくれました。

治療では内出血の部分から1リットルほどの血液を抜いたりしたということで
全く軽い怪我ではありませんでしたが、競馬で勝てるまで状態を戻すまでには
相当の苦しいリハビリもあったと思うので、そんな治療とリハビリをこなして
ターフに戻ってこられるなんて、本当に凄い人だと再認識しました。
復帰直後の前週の朝日杯FSでも2着に入っていますからそれも凄いです。



年末にはホープフルステークスもありましたが、さすがに休養明けから連勝が
出来るほどの強い運はなかったみたいですが、このレースを勝てば、国内開催
のGⅠレース全制覇ということになるので、来年に期待です。

一番喜んでいるのは、武豊騎手を蹴ってしまったブラックライズのオーナーの
父でありドウデュースのオーナーでもある松島オーナーじゃないかな。

なお、ブラックライズは現在までに3回出走して、7着-12着-7着です。
お父さんはキタサンブラックですからね、なんとか勝ちたいところです。