胸鰭、尾鰭が華やかな衣装を思わせる、きれいな魚なんですが鰭の先端に毒針
を持っているので、刺さると毒が注入されて痛い目をみます。
他の水族館でも飼育はされていますが、下から見上げる展示方法は見たことが
無いので視点を変えた展示はユニークで良いですね。
なかなか魚を下から見上げる機会ってありませんからね。
ミノカサゴと反対側の水槽に居たのが、ペルビアンジャイアントオオムカデと
いうムカデで世界最大級の大きさのようですが、ジャイアントですでに大きい
という言葉が使われているのに、さらにオオムカデというのは日本語の表現と
しては少々難ありだと思いますが、どうなんでしょうね。
ジャイアント大魔神とか、ジャイアント大馬場とか変じゃないですか。
平坂さんの動画では、咬む力が強いので毒自体は弱いと言っていましたが、毒
の強さ云々よりも足が何本も生えている虫(正式には昆虫ではないですが)に
咬まれること自体が嫌ですよね。
去年、寝ている時に足に上って来たトビズムカデを無意識に足でグリグリして
ゴムみたいになって死んでしまいました、その時に咬まれたところには痛みは
ありましたが足の裏だったので、念のためにマキロンを付けて寝たら翌朝には
完治していましたので、皮膚の柔らかいところ以外はそんなに痛くないのかも
しれないなと個人的な感想としては思いました。
民間療法として頭を潰して、咬まれたところに塗ると痛みが治まるという話が
ありますが、ムカデの毒に対して毒を塗っても中和はしないので、マキロンを
塗った方が効果はあると思います。復讐した気にはなるかも知れません。
今回の記事の最後はアメリカドクトカゲです。
画像をご覧いただけばわかるように、陰に隠れてこちら側を見ようともしない
全くやる気を感じない毒を持つ生き物です。
子どもの頃から爬虫類展とか、世界の危険生物展みたいなイベントで必ず登場
していたのが、このアメリカドクトカゲでしたが、当時からイベントの雰囲気
を盛り上げてやろうなんて意図は全くなさそうな状態でしたが、あれから相当
年月が経っていても、やはりケ・セラセラでした。
アメリカドクトカゲは、毒蛇のような毒牙が注射針のように鋭くとがって獲物
を襲うというわけではなく、歯でしっかりと咬みついた後、毒液を歯に沿って
流し込むという方法になっているので、毒が回るまでに時間がかかります。
そんなドクトカゲの唾液には人間の糖尿病の治療薬として、活用できる蛋白質
が含まれているので、臨床試験用に飼育されているみたいです。
毒があるからといって、ただ退治すれば良いわけでもないという生き証人的な
存在がアメリカドクトカゲかも知れません。
もうどく展・Remix 観察記-3
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