次は写真が少しボケてしまいましたが、かの有名なイモガイです。
沖縄以西の海に棲んでいて、踏まれたりすると強毒の銛で人でも刺します。
致死量にして30人分の毒液を注入されるので、人も体が麻痺して動けなくなる
という必殺仕事人みたいな貝なので、やはり暖かい海は怖いです。
イモガイの隣の水槽に居たのはアデヤカキンコ
キンコというのはナマコの仲間で、食用にもできますがナマコのように流通は
していませんし美味しくもないらしいです。
さらに、アデヤカキンコの場合はサポニンという毒を持っていて危険を感じる
と毒を放出して敵を撃退しますが、人間にはあまり効果はないようです。
人間の場合は水中で溶血作用が出るほどの経口摂取はしませんからね。
生き物の間にはさりげなく毒キノコも展示されていました。(レプリカ)
毎年、都市部で問題になるのは下段の右から二番目のカエンタケです。
東京都内など大都市の公園で発見されることが多いので、割と有名です。
食べて発症するリスクだけではなく、触れただけで火傷の症状が出るキノコで
かなり危険な存在だとされています。
ベニテングダケとかは意外に毒性が弱いという説もありますが、毒の耐性とか
人によって違いますから、毒キノコとされているものを食べるのは危険です。
特に上段の右端にあるドクツルダケや右下のシロタマゴテンクダケは致死性の
毒なので腎臓や肝臓が破壊され、多臓器不全で死に至ります。
そんなわけで、特に危険なのは白いキノコですので、いかにもきれいな見た目
の毒々しくないキノコには絶対に食欲をそそられないようにしましょう。
強毒を通り越して、本当に猛毒のキノコ類です。
ということで、今回は毒キノコの話でおしまいです。
もうどく展・Remix 観察記-2
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