もうどく展・Remix 観察記-1 [イベント]
されていて、それを観るために東京まで行こうと計画していましたが、東京へ
行く前日、偶然、平坂寛さんのYouTubeチャンネルで、サンシャインシティで
のサンシャイン水族館で「もうどく展・Remix」という特別展が、開催中だと
いうことを知り、方向転換して池袋まで行きました。
平坂さんのYouTubeを貼っておきますね。
平日なのにどうしてこんなに人がいるんだろう?と思ったら、世間は夏休みと
いうことで、エスカレーターやエレベーターの前が長蛇の列でした。
東京に行くたびに不思議に思いますが、エスカレーターの右側を歩いて上ると
いうのは機械故障の原因になる上、危険なので正式に禁止になっていますから
わざわざ、ほとんど人のいない右側を空けるために並ぶのは止めませんか?
誰もいないので普通に右側に乗って立っていたら、その後に何人か人が続いて
誰かが普通に乗れば安心?して右側に乗るっていうのも、どうかと思いますが
とりあえず時間がもったいないので、無意味に列を作るのは止めましょうよ。
それはともかく、サンシャイン水族館へと行くエレベーターも混んでいたので
「もうどく展」も長蛇の列かと思ったら、待ち時間ゼロでした。
わざわざ良い子たちに毒々しい生き物を見せなくてもいいだろうという親心か
子ども連れはほとんどいなくて、こちらとしてはラッキーな感じでした。
水族館に入場した人は別途料金400円、もうどく展だけの人は600円の入場料
ということで、展示はそんなに多くはないだろうなとは思いましたが、案の定
水生生物が大半で、期待した毒蛇類はいませんでした。ちょっと残念。
入場して最初にお出迎えしてくれるのはクラゲ
パシフィックシーネットルというクラゲで、日本の近縁種はアカクラゲです。
アカクラゲも毒のあるクラゲで、海水浴場でも見かけることが多いです。
触手の長いクラゲは触手が巻き付いて、毒針を打ち込んでくるのでミミズ腫れ
になって患部がかなり痛々しくなります。
普通に見られるミズクラゲは毒はないとされていますが、調子に乗って触って
刺されたという話もあるので、基本的にはクラゲには触らないことですね。
手を出して刺されるようなことがなければ、きれいな生き物だと思います。
先日のエビすき漁の時にも青いクラゲが流れてきて、きれいでした。
中華料理でお馴染みのクラゲ類はエチゼンクラゲとかビゼンクラゲで、一匹の
重量が100キロを超える大物なので、海水浴場で見ることはないです。
次の水槽はオニダルマオコゼ。ストーンフィッシュとして有名です。
沖縄とか太平洋の島々のような暖海の岩礁地帯で、ジーっと擬態して小魚など
を待ち伏せして食べるので、石と間違えて踏んで毒針に刺されて毒を注入され
痛い目に遭う(ショック死の例もある)魚として知られています。
オニオコゼが美味しい魚として知られているので、食べれば美味しい白身魚と
されていますが、毒針に刺されたら死んでしまう危険魚なので、禁止されては
いませんが、流通するようなことはありませんね。
平坂さんはオニダルマオコゼに刺されていましたが、普通に毒の知識がない人
が真似できるようなことではないので、危険なことをしているなと思います。
二種類の話をしただけで、長くなってきてしまいました。
平坂さんのように刺されたり、噛まれたりはしませんが有毒動物には興味津々
なので、もうしばらくはこういう話が続きそうな気がします。
もうどく展に行かれたのですね!この企画、楽しそうで良いなぁ。
suzuranさまのお話の詳しさに感動します。教科書ではないお話の切り口と表現がとても楽しい。すごい。
毒蛇の方がお好きなのですね。サンシャイン水族館では昔、大型の蛇が脱走したことがあって、以降、蛇の展示、飼育は禁止されてるようです。爬虫類担当の飼育員さんが以前教えてくださいました。
でも私も蛇がみたいですw
by そら (2023-08-06 07:48)
そらさん:
コメントありがとうございます。
子どもの頃から「毒」を持つ生き物や植物に興味があって、今では法律上
出来なくなってしまった「世界のヘビ展」とか「危険生物展」みたいな
イベント(子どもの頃には夏休みの定番行事として、デパートの屋上等
で、開催されていました)には、毎年連れて行ってもらっていました。
ご指摘にもあるように、ニシキヘビやコブラが脱走する事故が発生した
ことと、毒蛇の多くが絶滅危惧種、希少種に指定されていることもあり
専門の研究機関以外では毒蛇の飼育は出来なくなっています。
日本国内でキングコブラやブラックマンバなど、最強レベルの毒蛇を
見られるのは群馬県の藪塚(東武鉄道伊勢崎線の藪塚駅から徒歩10分
ぐらいです)にある、ジャパンスネークセンターのみになりました。
ジャパンスネークセンターには、2回行きましたが平日に行った時には
あまりにもお客さんが少なくて(というか、一人だけ)何かの秘密結社
の秘密基地的な雰囲気でした。(過去に秘密基地の設定でドラマの撮影
に使われたこともあるらしいです)
キングコブラを見たいがために、シンガポール動物園まで行ったことも
ありますから、かなりのヘビ好きかと思います。
ハブやガラガラヘビの目は、ヤギの目と似ていて可愛くないのですが
コブラやブラックマンバの場合は、真っ黒な目でとても可愛いです。
藪塚はもう一度ぐらい行きたいのですが、お金を払ってヘビを見たいと
いう人が周囲にいないですね(笑)一人で行くには寂しいので、何かの
機会があれば行きたいと思っています。
正式には「日本蛇族研究所」という研究施設で、隠れ毒蛇のヤマカガシ
の血清が常備されているのは、ここだけなので覚えておくと良いです。
by suzuran (2023-08-06 23:39)
人相が悪いお顔のお魚さんは美味と漁師さんに聞いたことがあります(*^^*)
by 溺愛猫的女人 (2023-08-07 14:02)
猛毒展は何気に人気企画で続編ですね
他の方のブログでも拝見しましたが私も興味深く記事を読まさせていただいています。
毒って人を惹きつける、いや惹きつけられちゃいけないです。
エスカレータって関西は右に立って関東は左に立つんでしたっけ?
私は関東出身なので無意識に左側に立って左手で手すりを触っています。
(関西は梅田かどこかの駅の人の回遊ルートから左側に立つようになったんだとか・・)
by 青い森のヨッチン (2023-08-07 19:13)
溺愛猫的女人さん:
コメントありがとうございます。
オコゼ、カサゴなどの岩礁や砂泥地に棲む魚は不細工ですが美味しいと
言われることが多いように思います。
小さいので刺身にし難いですが、ハゼ類もイケメンではありませんが
白身で美味しい魚ですね。
by suzuran (2023-08-08 00:03)
青い森のヨッチンさん:
コメントありがとうございます。
「毒」という言葉に人は引きつけられるのではないでしょうか。
香水でも「POISON」なんてあるぐらいなので、日本人に限らず「毒」は
魅力的なんだと思います。
何故か、エスカレーターの立つ位置が決まっていますが、あれは元々は
シンガポールの動く歩道で、右側は空けるというルールがあったのを
日本の誰か(自称海外ツウのお馬鹿さん)が、エスカレーターは右側を
開けるのが国際ルールだと言いふらしたのが始まりだと聞きました。
動く歩道は平面なので問題ありませんが、エスカレーターは階段状で
負荷がかかるので、そもそも歩く設計にはなっておらず、歩くことと
片方に荷重がかかることで故障する原因になっていることは、製造する
メーカーからも意見が出されているのに、何故か意固地のように片側に
寄っているのが、とても不思議に見えます。
エスカレーターは歩かないで下さいと張り紙もしてありますし、歩くと
危険だと呼びかけをしていても歩いている人もいますが、ああいう人に
道を譲れと言われたことはさすがにないですね。歩くのは間違いだと
自覚はしているんじゃないでしょうか。
福岡に行くと、整然と左右に並んでエスカレーターを利用しています。
公共意識が高いのか、福岡の文化なのかは知りませんが、いつも福岡の
人のマナーは素敵だなと思っています。
by suzuran (2023-08-08 00:17)