以前、映画評を書いた「ベテラン」よりも、さらに三年前の作品です。
ユ・ヘジン繋がりで、アクション・コメディという触れ込みで見たわけですが
確かに、コメディ要素もありますが、ユ・ヘジンの役は、かなり冷酷な北朝鮮
の工作員のリーダーで、ロシア人との銃の取引の現場では代金を払わずに相手
を射殺し、間を取り持った女性も有無を言わせず射殺するということで、一般
のイメージ通りの国のために殺人も厭わない北朝鮮の工作員になっています。



その冷酷な姿は仲間に対しても発揮され、韓国にスパイとして潜入した初老の
工作員も北朝鮮お得意の台詞である「無慈悲」に射殺し、潜入工作員の家族を
人質にして任務を完遂させようというリーダーをシリアスに演じています。