田作り:
昔から田畑の肥料としてカタクチイワシの魚粉が使われています。
今でも有機農法ではイワシの魚粉が使われていて、イワシの魚粉を使うと非常
に効果が高く、良い作物が収穫できるようです。

ですから、田を作るものとしてカタクチイワシを田作りと呼んで、新しい年の
五穀豊穣を願って、おせち料理に登場するわけですね。



田作りに別名「ごまめ」という言い方がありますが、ごまめは漢字の表記では
「五万米」と書いて、より多くの収穫がありますように、という願いをこめた
名前ということになります。

産地としては、山口県や瀬戸内周辺のものが多く出回っています。