三年ぶりの鈴鹿サーキットでのレースは、また雨降りということになり本当に
雨が降ることが多いわけですが、レース再開後にはカルロス・サインツが単独
事故を起こして赤旗中断になってしまい、シンガポールと同じく二時間ルール
の適用によって、優勝はマックス・フェルスタッペンが獲得し、ファステスト
ラップポイントも含めて、366ポイントになったため今後開催の全てのレース
でセルジオ・ペレス、シャルル・ルクレールが優勝したとしてもポイント数は
及ばないということで、ワールドチャンピオンも獲得しました。
ちなみに残りのレース数はアメリカ、メキシコ、ブラジル、アブダビの四戦で
シャルル・ルクレールが残り四戦を全て勝ち、ファステストラップポイントも
獲得したとして252+104=357ポイントなのでマックス・フェルスタッペンを
上回ることは出来ませんので、ワールドチャンピオンが確定です。
決勝結果
1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2.セルジオ・ペレス(レッドブル)
3.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
4.エステバン・オコン(アルピーヌ)
5.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
6.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
7.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
8.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
9.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
10.ランド・ノリス(マクラーレン)
11.ダニエル・リカルド(マクラーレン)
12.ランス・ストロール(アストンマーティン)
13.角田裕毅(アルファタウリ)
14.ケビン・マグヌッセン(ハース)
15.バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
16.周冠宇(アルファロメオ)
17.ピエール・ガスリー(アルファタウリ)
18.ミック・シューマッハ(ハース)
DNF.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
DNF.カルロス・サインツJr.(フェラーリ)
セルジオ・ペレスのプレッシャーは凄かったです。
シャルル・ルクレールは二着でゴールしましたが、コースを外れたことにより
5秒加算ペナルティが適用されたため、三位でゴールしたセルジオ・ペレスと
入れ替わりになって3着が確定し、レッドブルはエンジンメーカーのホンダの
地元で1-2Finishということになります。
カルロス・サインツが一周目でクラッシュし、その後でコース内にクレーン車
が入って事故車の回収を行ったため、衝突の危険を感じたドライバーから批判
の声が上がることになりました。
特にジュール・ビアンキと仲が良かったピエール・ガスリーは激怒したという
話が出ていて、事故のことを忘れたのか?と怒るのも確かにその通りです。
雨の中でのレースのため、マシンから上がる水煙で前方がよく見えない状況に
ありますから、ジュール・ビアンキが亡くなった時よりも危険な状況にあった
ことは間違いないと思いますので、FIAからの説明があることでしょう。
※ジュール・ビアンキの事故はスリップしてコースアウトした場所にクレーン
が停車していたのでコースを走行していたマシンにはリスクがある状態では
ありませんでしたが、今回はコース上で回収作業をしていたので、走行中の
全てのマシンがクレーン車と衝突するリスクがありました。
セバスチャン・ベッテルは決して良いマシンだと言えないにも関わらず最後の
鈴鹿で6着に入りましたから、もっと良いマシンに乗れれば、優勝することも
可能なスキルは健在だと思います。家族との時間を大切にするためという引退
なので心残りはないでしょうが、複雑な思いはあるんじゃないのかな。
アロンソにぶつけられなければ、もっと上位で入賞できたと思います。
やっぱりフェルナンド・アロンソは嫌いだな。言い訳が多いし。
雨の中のレースで怪我をする人がいなかったのは幸いでした。
マックス・フェルスタッペンは来年もカーナンバー「1」が確定して良かった
です。優勝おめでとうございます。