シャルル・ルクレールが不調になることが条件とか、あまり望ましいことでも
ありませんから、やはりマックス・フェルスタッペンが自らの実力で二戦連続
で優勝して決めるというのが理想でしょうね。
マックス・フェルスタッペン自身が、どう考えているのかは憶測の範囲なので
ここでは書きませんが、レッドブルチームとしてはパワーユニットの供給元の
ホンダの地元である鈴鹿サーキットでワールドチャンピオンになることを望む
みたいな感じですが、ホンダも2026年からのF1復帰を検討しているという話
がチラホラと出ているので、日本でコンストラクターズチャンピオンになれば
その後のレッドブルチームとの話し合いも進みそうです。
レッドブルチームの話はここまでにして、シンガポールではどのような状況に
なっているのかですが、フリー走行の1回目でトップタイムを出したのは今年
なかなか結果が出なかったメルセデスのルイス・ハミルトンでした。
失敗作だと言われながらも、後半戦からは調子を上げてきていたメルセデスが
ようやくフリー走行とは言え、トップタイムを出すまで盛り返してきました。
今年は完全に総合優勝からは取り残されましたが、来年の復活を期して残りの
レースで来年への足掛かりを掴みたいところでしょうから、シンガポールでの
優勝候補である、マックス・フェルスタッペン、シャルル・ルクレールよりも
上の順位になったことは意味のあることだと思います。
2番手はマックス・フェルスタッペン、3番手はシャルル・ルクレールと順当な
感じになっているので、優勝争いではメルセデス、レッドブル、フェラーリが
それぞれに見せ場を作ってくれるものと期待しています。
現時点までに来年のシートが確定した人がほとんどですが、マクラーレンから
一年早く離脱するダニエル・リカルドが12番手、ハースとの契約が切れること
が示唆されているミック・シューマッハが18番手、事故が多く存在自体が謎と
見ているニコラス・ラティフィは20番手の最後尾ということで、来年の状況が
見えない人にとってはシーズン後半のモチベーション維持はなかなか大変かも
知れないですし、オスカー・ピアストリとニック・デ・フリースがそれぞれに
来年からフル参戦しそうなので、シートの空きはほぼ無くなっていることから
本当にシートを喪失しそうな人が二人はいますので、厳しいですよね。
2022年・F1-GP 第17戦 シンガポールGP
- モータースポーツ