それでも、体調を崩すごとに罹り付けの獣医さんに診てもらい、半年に一回の
割合で検診を受けて、悪いところがあれば治療するというようにしていたので
何回か手術を受けたりしましたが、12歳まではそれなりに元気でした。
去年の1月に唐突に何も食べなくなり、吐血、下血という激しい症状が続けて
出たため獣医さんに診てもらったところ、肝炎ということで低アルブミン症の
子は肝炎と腎炎が怖いと言われていた通りに、肝炎を罹患しました。
体重が急速に落ちて、黄疸が出て栄養を取ることも出来ず、点滴に頼る日々が
続いて、毎日、時間がある限り抱っこして過ごしていましたが、一時は体温が
低下して35℃台にまで落ちたことがありましたが、二週間ほどで目に光が戻り
自分で歩けるようになりました。獣医師さんからは奇跡だと言われました。
それから1年半、病状は一進一退というよりは少しずつ悪化が進み、今年には
腎炎も併発して、4月頃からは活発に動くことも無く寝てばかりいる状態では
ありましたが、散歩のリードを見せると喜んで外に出て、チョコチョコと歩く
姿を見せていましたが、6月からは散歩も行きたがらなくなって、体重の減少
も進んで、骨と皮ばかりという感じになりました。
7月5日の夜に全く動かなくなり、一度心臓が止まりましたが、抱いていると
再び、鼓動が始まって持ち直したように見えましたが、7月6日に疲れ果てたと
いう感じで、唐突にガックリとうなだれて逝ってしまいました。
いつもお願いしているペットの葬儀屋さんにお願いして、今までに亡くなった
子たちを供養してもらっているお寺での供養と火葬をお願いしました。
数日後、小さなカプセルに入った遺骨が送られてきましたが、その時、今まで
降っていた雨が止んで、大きな虹が空にかかりました。
あまり虹がかかることってないんですが、今から虹の橋を渡るよと言うように
大きな虹がかかったことで、今から空に帰るんだね、と素直に思いました。
一緒に暮らした家族が逝ってしまった時、虹の橋を渡ると言われますが本当に
虹がかかるのを見て、万に一つの偶然かも知れませんが、虹の橋を渡って空に
帰って元気に暮らしているという話は本当のことのように感じました。
本当に不思議な話ですが、皆さんの家族も空の上で過ごしていると思います。