ムカデのエサは主にゴキブリやクモなんですが、時にはネズミの仔など哺乳類
を襲ったりするので、家の中でゴキブリを見かける場合は、ムカデがエサ探し
の最中に迷い込んでくる可能性はあるということになります。
とはいえ、都会では地面がほぼコンクリートで覆われているので、その中から
ムカデが這い出してくるなんてことは、怪獣ムカデキングかなにかに成長して
コンクリートを食い破りでもしない限り無理だと思いますが、地面が露出する
畑や雑木林が点在するところ(うちの場合は近くに古い大きな由緒あるお寺が
あるので、そこの雑木林にはカブトムシやクワガタ虫がいる反面、スズメバチ
やカマドウマ、ムカデなどの見た目や凶器を持つヤバい虫もいます)はムカデ
が登場するリスクは高いかと思います。
去年は6月頃に2匹(別の日です)現れた他、7月にも1匹現れて、それまでは
数年に一回レベルだったので、ムカデの当たり年か?なんて言っていましたが
今年はすでに4月末の段階で長さ15cm長の頭の赤いオオムカデが出ました。
正確にはトビズムカデだと思います。
以前、天井から手元に落ちてきた時は大騒ぎでしたが、さすがに慣れましたと
いうかムカデに殺虫剤は効かないことは(ムカデ対応のは別です)経験で学習
していますから、素早く走り回るムカデの進路を妨害して、頭に向かって瓶や
殺虫剤の缶底を徹底的に打ち付けるという方法で駆除しました。
実物の写真を見せたいところですが、頭が潰れて体から外れて、脚も何本かが
もげてバラバラ猟奇死体になってしまったので、見せるのは自粛します。
ムカデはゴキブリやゲジゲジを食べる益虫という説がありますが、噛まれたら
かなりの痛みがありますし、腫れる(首とか噛まれたら命の危険があります)
さらにハチと同じくアナフィラキシーショックの原因にもなるので、ようこそ
害虫退治に来てくれましたと歓待するわけには行きません。
噛まれると怖いからと見逃したら、次にいつ現れるかわかりませんし寝ている
時に布団の中に潜り込んできて噛まれるとか、スリッパの中に入り込んで足を
突っ込んだ途端に噛まれるなんてことになったらマズいので、見つけた以上は
確実に抹殺するように頭以外は狙わず(それでも外れる)に仕留めます。
もっと山の中とかで暮らしたら、もっとムカデが出るかも知れないと考えると
定年後は田舎でのんびり暮らそうというのは無理ですね。
ムカデが家に入ってこない方法を知りたいものです。