同じ2012年にはクラブハウスサンドをイメージしたニューヨークバーガーとか
カリフォルニアの赤ワインでソースを作ったカリフォルニアバーガー、ハワイ
のロコモコをイメージしたハワイアンバーガーなんてのもありました。
マクドナルドのハンバーガーも、コンセプト的にはご当地バーガーなんですが
あくまでもイメージなのに対して、日本各地には地元のJA（農協）とか、漁協
食品加工会社などが共同作業（今風に言うとコラボレーション）をして開発を
した自信作が高速道路のサービスエリアや道の駅などで販売されていて、地産
地消というか、B級グルメ（その割には値段は高いけど）として、テレビ番組
などで紹介されて、超人気商品になり気軽に食べられないということも珍しい
ことではないという状況になっているものもあります。
北海道・北海道ジンギスカンバーガー 400円 ラッキーピエロ
函館の「ラッキーピエロ」と言えば、今では全国にその名を知られた美味しい
ハンバーガー屋さんなんで知っている人も多いと思いますが、ご当地メニュー
の一つとして販売されています。
静岡県・深海魚バーガー 700円 沼津バーガー
沼津港に「深海魚水族館」という施設があり、その周辺エリアにあります。
駿河湾は急激に深くなっているので陸の近くで深海の魚が獲れるため、深海魚
を使ったご当地バーガーが販売されています。
深海魚バーガーの食材は「メギス」という白身魚で、他に深海ザメと金目鯛の
バージョンもあります。
富山県・白エビバーガー 400円 道の駅カモンパーク新湊
富山県と言えば「氷見のブリ」「ホタルイカ」「白エビ」が有名な食材。
ということで、白エビをサクッとかき揚げにしてバンズに挟まれています。
白エビは生で食べましたが、殻が口の中に刺さったりしてちょっと気になると
いうのが本音の部分ですから、かき揚げにした方が食べやすいと思います。
愛知県・おきつねバーガー 300円 おきつね本舗
肉厚な油揚げを直火で焼いて、レタス、玉ねぎ、トンカツを挟んで秘伝のタレ
とケチャップをつけたものでバンズは使われていません。
パンを使っていないという部分で考えても個性的なご当地バーガーです。
香川県・さぬきうどんバーガー 550円 高松自動車道・津田の松原SA
生姜風味の醤油だれに絡めたうどんにネギ、鰹節、鶏肉ハンバーグ、目玉焼き
を挟んだ炭水化物&炭水化物の一品。土日祝日のみ限定販売
地元の名産品をバーガーにした、もっともシンプルな例かも知れません。
福岡県・大宰府バーガー 500円 筑紫庵本店
太宰府天満宮の参道から少し脇道に入ったところにあります。
元々は唐揚げ専門店で、唐揚げと梅、タルタルソースを使ったご当地バーガー
大宰府バーガーで有名になったところです。
太宰府天満宮と言えば、飛梅伝説で知られる菅原道真（学問の神様）なので梅
が使われているのでしょうね。明太子を使った博多バーガーもあります。
という感じで、有名どころを北海道から福岡まで5店舗拾い出しました。
販売直後には大ヒットして有名になったものの後が続かなくて消えてしまった
ご当地バーガーも数々ある中で、ずっと続けていられるのは一時的な人気爆発
で何かを見失ってしまった店舗とは違った、地に足の着いた経営を続けてきた
証明でもあるわけで、同じご当地メニューを食べるにしても、真面目な店主の
お店で食べたいものですね。
以前、どこかでアユを丸ごとフライにして挟んだ鮎バーガーというのが、紹介
されていましたが、元々からアユの塩焼きとかもダメなんで、いくら美味しい
と言われても、鮎バーガーだけはご辞退したいと思います。