横浜のアパートから体長3.5メートルのアミメニシキヘビが逃げ出したと巷で
話題になっていますが、音もなく移動するのがヘビの特性である上に夜行性と
きていますからね、なかなか見つけるのは難しいかも知れませんね。
今でこそ動物愛護法などが整備されて、今回のように違法で飼育している人間
がいない限りはニシキヘビがお散歩するなんてことは珍しい話になりましたが
一昔前には日本各地の植物園とかでもニシキヘビが飼育されていたり、百貨店
のイベントで世界のヘビ展なんてのがあって、子供の頃はよく親に連れられて
出かけたりしましたし、ヘビが脱走したなんて話も割と多かったです。
名古屋港に材木埠頭という輸入木材の丸太とかが浮かべてあったり積んである
場所があるんですが、ここでは木材と一緒に付いてきたサソリとかコブラとか
危険な生き物が偶に見つかって、新聞やローカルニュースで出ていました。
今回のアミメニシキヘビは食後なのかどうかはわかりませんが、空腹になると
当然、食料を探し出し始めるので、乳幼児のような小さな子やペットの小型犬
や猫などが暗がりに入ると危険ですから、周辺に住む人にとっては、緊急事態
そのものの状況ですよね。
寒い時期なら動けなくなるので、あまり遠くへは行かないでしょうが、気温が
高めでアスファルトの地面が暖かくなるとヘビにとっては快適なお散歩コース
になるので、夜よりも昼間の方が遭遇する確率は高いかも知れません。
群馬県の藪塚に日本で唯一のヘビの研究施設があり、飼育しているヘビを有料
で公開するジャパンスネークセンターという施設を併設しています。
そこでは以前、無届けで飼育されていて没収された毒蛇を引き取ったりもして
いるためにヘビ関連の事件が起きるとメディアの取材を受けたりしているため
今回の事件でも、アミメニシキヘビの対処法をYouTubeで公開しています。
鋭い牙の骨格標本が登場して、噛まれたらヤバいぞというのは一目瞭然ですし
咬んだ後で体に巻き付いて絞めるという殺人技があるので、ヘビを発見したぞ
と喜んで捕まえようなんてことをすると大人でも危険です。
動画では話に出ていませんが、アミメニシキヘビの牙は剃刀のように鋭いので
ガブッと咬まれなくてもサックリと皮膚が切れるので、手首とか喉元をカプッ
とやられたら出血で危険なことになりますので、一人で英雄になろうといった
無鉄砲なことはしないようにしましょう。
動画に出ているアミメニシキヘビが、3.5メートルだそうで頭の大きさが一般
のスマートフォンぐらいあるらしいので、かなりの大怪我になります。
丸まっている状態からの攻撃で、射程距離は1メートル。
のんびりしているようで獲物に飛びつく速さは瞬間的なので最低1.5メートル
は離れていないと攻撃範囲に入ってしまうので要注意です。
早く捕まって住民の人達の不安が解消されると良いですね。