ソダシが白毛馬初のGⅠ制覇

2歳馬の女王決定戦、ジュベナイルフィリーズ（ＧⅠ）で1番人気に応えて優勝
JRA＝日本中央競馬会に所属する競走馬として、初めて白毛の馬がGⅠで勝つ
という歴史に残る勝利を挙げました。



同じ系統のメイケイエールも出走して、白毛一族の1-2フィニッシュもありか
と思いましたが、こちらは4着と残念な結果になりました。

メイケイエール自身は白毛ではありませんが、ソダシの父のクロフネが母の父
で、人間だと祖父ということになり、母親のユキチャンの母馬シラユキヒメは
ソダシの母のブチコの母でもあるので、従妹になるのかな？

競走馬の世界では、芦毛の馬はオグリキャップとかメジロマックイーンなどの
ＧⅠで勝っている馬がいましたが、白毛はＧⅢまででしたから、奇跡とまでは
言いませんが、とても貴重なレースを見られたわけです。

今年は牡馬、牝馬が共に三冠馬になり、JRA史上最多になるＧⅠ9勝を挙げた
アーモンドアイが引退したりと歴史に残る一年だったので、年末の有馬記念も
過去に例の無いサプライズがあるかも知れませんね。

優勝したソダシの馬名はサンスクリット語で「純粋」とか「輝き」という意味
の言葉ということで、ディープインパクトやアパパネ、キングカメハメハなど
馬の力を見抜く相馬眼も凄いですが、馬名のセンスも良い金子真人氏の所有馬
らしい名前だなと思います。馬名でオーナーの想像がつくのは、金子氏と社台
ファームの吉田照哉氏（ロックやジャズの曲名が多い）ぐらいかな。



以前は、ナリタブライアンやナリタタイシンなど「ナリタ」の冠名を使用する
山路秀則氏や、マチカネフクキタルなど「マチカネ」の冠名の細川益男氏など
の馬主さんがいましたが、最近はあまり冠名を見ないので、馬名でオーナーが
わかることは少なくなりました。

今でもよく聞くのは「アドマイヤ」「サトノ」「エア」「メイショウ」などが
ありますが、最近は一口馬主のクラブが増えて、個人馬主の馬がＧⅠで活躍と
いうことは減ってきているような気がします。

それはともかくとして、ソダシは無敗で今年を終わることになりますから来年
無敗の三冠馬に挑戦することになるのかな。