だった頃にデビューしたビワハヤヒデが老衰で死亡しました。30歳でした。
弟は白いシャドーロールが有名な三冠馬ナリタブライアンで、ビワハヒデ自身
もGⅠでの優勝は菊花賞、天皇賞(春)、宝塚記念の三勝のみですが屈腱炎を
発症して引退した最後のレース=天皇賞(秋)以外のデビューから15戦目まで
1着、2着以外になったことがない強い馬で、デビューから6戦目の若葉Sから
引退まで名手・岡部幸雄ジョッキーとずっと走り続けました。
1994年に引退後は種牡馬として活動していましたが、残念ながら現在まで血統
が残るほどの仔馬には恵まれず、種牡馬を引退後は北海道の日西牧場で余生を
過ごしていました。
ビワハヤヒデが生まれた早田牧場新冠支場は訳あって倒産してしまったために
生まれた牧場に戻ることはありませんでした。まだナリタブライアンが活躍中
に早田牧場の社長のインタビューを読んで信念を持って馬を育成している人で
ナリタブライアンが引退した後はその強さを後継する馬を生産・育成すること
になるんだろうなと思っていたのに倒産したという話を聞いた時は少なからず
驚きました。ナリタブライアンが引退後、ほとんど種牡馬として活躍すること
なく胃破裂という突発的な原因で亡くなってしまったことも牧場を続けていく
ことが出来なかった理由の一つだったように思います。
ちなみにナリタブライアンのお墓は元々、早田牧場の系列のCBスタッドの敷地
にありましたが倒産後、優駿スタリオンステーションになっているので、現在
は優駿メモリアルパークになりオグリキャップや同じブライアンズタイムを父
に持つマヤノトップガンなどと一緒の場所にお墓があります。
ビワハヤヒデのお墓については現時点では未定です。
去年の夏には、まさかのディープインパクトとキングカメハメハの死亡記事が
続きましたがやっぱり馬は基本的に暑い夏は嫌いなんでしょうね。
天国が涼しいかどうかはわかりませんが、これからは何に縛られることもなく
自由に空を駆け回れるので解放された気分かも知れませんね。