F1-GP 第三戦ハンガリーGP [モータースポーツ]
はハンガリー・ブタペストのハンガロリンクで行われました。
ハンガリー政府の厳しい移動制限を考慮してハンガリーでの開催をキャンセル
して第三戦もオーストリアのレッドブルリンクで開催するという方向で検討が
進められましたが結局はハンガリーの入国・出国が問題なく可能であるという
ことになりハンガリーでの開催になりました。
去年はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポールポジション
からのスタートで2位表彰台という相性の良いコースのはずでしたが、予選は
まさかの7位スタート、チームメイトのアレクサンダー・アルボンは13位から
ということになり、気温が高くなるのでレッドブルに有利という予想は外れて
ポールポジションはメルセデスのルイス・ハミルトン、二番手からのスタート
もメルセデスのバルテリ・ボッタスというのは毎度のパターンですね。
レッドブルは、今年のマシンRB16の設計に失敗があったことをアドバイザー
のヘルムート・マルコが認めるほど、RB16は挙動に問題があるようでリアの
グリップが不足してスピンしやすくなっている他、ストレートでも速さが不足
しているとマックス・フェルスタッペンが説明しているので、シャシーの問題
を中心に根本的な問題を見つけるという課題が出来ています。
3位、4位には昨年のメルセデスのパーツを流用しているのでは?という疑惑に
よってピンクメルセデスと揶揄されているレーシングポイントが並び、その後
に続いたのがフェラーリの二台ということになりました。
オーストリアでは好調だったマクラーレンは8位.9位になり、アルファタウリ
ホンダのピエール・ガスリーまでがQ3通過組ということになります。
去年は最後尾の常連というか指定位置になっていたウイリアムズが、Q2を通過
してジョージ・ラッセルが12番手、ニコラス・ラティフィが15番手でスタート
というのは、ここ数年低迷していたウイリアムズが資産を売却して背水の陣で
挑んでいる再挑戦が順調に進化しているということなのかなと思っています。
今年の大失敗はアルファロメオのようで、開幕からいいとこ無しの最後列から
アントニオ・ジョビナッツィとキミ・ライコネンがスタートしています。
そして始まった決勝、先週の予報では晴天で35℃前後のはずでしたが実際には
小雨が降り、21℃と高温に弱い夏バテ体質のメルセデスには有利な条件になり
ルイス・ハミルトンが前回に続いて二連勝という結果に終わりました。
決勝前のレコノサンスラップ(フォーメーションラップ前の確認走行)で後輪
がロックしたためにウォールにクラッシュするというアクシデントが発生した
マックス・フェルスタッペンでしたが、フォーメーションラップのスタートの
一分前に修復が間に合ったマシンで決勝に臨み2位でゴールしました。
その他のホンダエンジンのドライバーはアレクサンダー・アルボンが13位から
5位まで挽回してポイントを獲得したものの、アルファタウリ・ホンダの二人は
ダニール・クビアトが12位、ピエール・ガスリーは不調だったパワーユニット
を交換して決勝レースをスタートしましたがエンジントラブルによりリタイア
しています。ホンダエンジンの信頼性に影響するようなトラブルじゃなければ
良いのですが、エンジン自体に問題があるというようなことになると次戦以降
のレッドブル・ホンダのレースにも影響が出てきてしまいます。
次戦のイギリスGP(8月2日開催)までにレッドブルのRB16のリアグリップの
問題とホンダエンジンの問題が修正されることを期待しています。
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