暑かった夏が終わり、季節が秋へと移り変わると山では冬が終わるまでの間は
狩猟が解禁され、鹿や猪が食肉用として猟師の標的になります。

環境破壊が進む中で、野生動物は減り続けている印象がありますが、禁猟区や
禁猟期などで保護されていることもある上に、山間部の人が減少していること
もあり、シカやイノシシは増え続けていて農産物の食害が発生したり、山の中
でイノシシに人が襲われたりする例も珍しくはないのが現状です。



この二種類は狩猟の対象となる動物の中でも上位に位置する価値のある食肉に
なっていますが、保護動物ではない野生動物(鳥類も含む)は、フランスでは
ジビエ、中国では野味と呼ばれて珍重されています。