シンガポールで海鮮料理などの、少々お値段の張るディナーを食べた場合には
サービスと称して亀ゼリーが出てくることがあります。
見た目はコーヒーゼリーのような黒っぽいものですが、漢方薬的な匂いがする
以外は、中に亀の切り身が入っているわけでもなく(当たり前なんですが…)
怪しげなものではありません。
ゼラチン質かプルプルと柔らかいというよりはブルンブルンという感じの食感
で、いかにも漢方薬的な苦味がフワッと口の中に感じられますが、食べた後で
不味いと断言できるような分量ではないので、本気で味の評価をするつもりで
食べるのであれば、市販されているものを買うしかないなと思っていましたが
わざわざ買ってまで食べるべきものか?という気もするので缶詰を買ってまで
食べたことはありませんでした。
そんなことを考えながらシンガポールの街中を歩いていた時、チャイナタウン
(華人街)で大量の缶詰の亀ゼリーが安い値段で売られているのを見て、一度
トコトン亀ゼリーとお付き合いしましょうということで、スーパーの黄桃缶と
同じぐらいの缶詰を一缶買い込みましてホテルに持ち帰って、缶切りを借りて
一人でたっぷりと食べてみたことがあります。
結論としてはサービスサイズで少量食べても、勢いで買ってたくさん食べても
味に違いは感じられませんでしたが、元々が薄い甘みの味付なので、どれだけ
食べても嫌気が差すようなことはなく、ただお腹が膨れていくだけだったので
ダイエット向けとして使うのが正解かな。
お腹が膨れるので後の食事はあまり食べられませんから、痩身と美肌を兼ねて
女性に最適なデザートとも言えそうです。
シンガポール名物とは書きましたが、缶詰の製造元は中国なのでシンガポール
はただ単に個人的によくお目にかかっただけのことです。
中華圏の香港や台湾でも普通に手に入りますし私の地元である愛知県だったら
犬山市のリトルワールドのワールドバザールだったかな?入口から入ってすぐ
のお土産品売り場でハブ酒と一緒のコーナーで売っていたと思います。