元五階級世界チャンピオンのメイウェザーとの試合では1RでTKO負けには
なったものの体格差やメイウェザーに偏重したボクシングルールでの試合など
キックボクシングの神童と呼ばれる那須川天心であっても有利な点はほとんど
ない試合(エキシビションとは言いながらも当たれば痛いしダメージもあると
いうことで、遊びではありません)だったことから、次戦以降も有名選手から
対戦のオファーがくることは本人も予想していたとは思いますが、やはり絶対
に声をかけるだろうなと思っていたコナー・マクレガーが対戦を希望している
という話がスポーツ紙のネット版に出ています。
メイウェザーとのエキシビション試合が行われるというニュースが流れた時に
真っ先に否定的な投稿をしたのがコナー・マクレガーで、那須川天心のことを
小さいジャッキー・チェンと揶揄して、那須川本人が僕はジャッキー・チェン
ではない、メイウェザーとの試合で負けたあなたの分までリベンジすると返答
したこともある関係ですからね、メイウェザーとの試合が終わったら、絶対に
対戦要求するだろうなと思っていたら、その通りにしてくれました。
こういう分かりやすい人は嫌いじゃありません。
メイウェザーが3分3ラウンド(実際には1ラウンドで終わりましたが)の契約
で約10億円を稼いだというのもマクレガーのやる気スイッチに影響したかな?
という感じはしますね。
今すぐにでも戦おうではなく、夏前までに東京に行くから総合格闘技のルール
でエキシビション試合をしようと言っているので、先日の敗戦試合から気持ち
を入れ替えてトレーニングをする時間まで考えているようなので、単なる挑発
ではなく本気で試合をするつもりなのだと思います。
体格差の点で言えば、マクレガーも小さくはないのですが蹴りありのルールで
戦うことが出来ればメイウェザーとの試合よりは攻撃の手立ても増えるわけで
那須川選手はメイウェザー戦よりは攻撃の組み立てが出来そうな気がします。
メイウェザー戦のようなファイトマネーを提供できるスポンサーが付くのか?
というのが一番の難問かも知れませんが、メイウェザー戦で有料チャンネルの
視聴者に名前が売れた効果は大きいような気もするので国内の狭いマーケット
に限らずに海外メディア向けにプロモーションを進めれば、スポンサー企業は
現れてくると思うので、対戦が実現する方向に進んで欲しいです。
このような形でUFCのスーパースターからオファーが来るというのも先日の
メイウェザー戦が絶好のプロモーションになったわけですから、メイウェザー
と戦った価値は十分にあったのではないでしょうか。