お好み焼き粉にダニがわく

あまり知られていない話なんですが、家庭で調理したお好み焼きを食べて
アレルギー症状が出るという事例が意外に多く発生していて、数年前には
大きく報道されたことがありましたが、大事なことから、意味のないこと
まで垂れ流している似非報道番組が乱立しているので、知っておいて方が
良いことまで表面的に伝えるだけで終わっていることが多々ありますね。



お好み焼き粉を常温で長期間保管するとヒョウヒダニというダニの仲間が
粉の袋の中に侵入し、大量発生に繋がる恐れがあり、蕁麻疹や喘息などの
症状から小麦アレルギーだと誤診されることもあるので要注意です。

ヒョウヒダニは室内に生息し、ハウスダストアレルギーの原因物質となる
もので、命の危険がある小麦アレルギーではない人であっても、細かい埃
やダニの糞などに対してハウスダストアレルギーがある人はヒョウヒダニ
によってアレルギー症状が出ることがあります。



お好み焼き粉は小麦粉だけでなく、魚介類エキスやアミノ酸などの調味料
が加えてあるために、一般的な小麦粉と比べるとダニが増えやすい粉類で
なることから、粉はできるだけ使い切るようにするか、密閉して冷蔵庫に
保管することが必要とのことですので、お好み焼き粉とは言っても小麦粉
なんだから大丈夫と思っている人（私も含めて）は、考え方を改めないと
予期せぬアレルギーの症状で困っていることがあるかも知れません。

このような調味粉のダニ発生については世界で約６０例が発表されていて
日本特有の問題ではなさそうですので、海外でも粉物を食べる時には注意
が必要だと言えそうです。

チヂミとか、パンケーキ、クレープなど意外に粉物は多いですから微妙に
体調が気になる場合は近寄らない方が良いと思います。