かぐや姫で活動していた伊勢正三さんと猫で活動していた大久保一久さん
が、かぐや姫の解散後から活動を開始して、約4年間の短い活動期間では
ありましたが、優しさを感じるフォークソングから都会的なポップスまで
ジャンルにこだわらない自由な雰囲気が「風」の持ち味であり魅力だった
と風が好きでCD以前のLPを買い求めていた私は思っています。
二人で活動していた当時とは今は歌い方が変わっていて、当時の歌い方を
好きだという人もいれば、今の方が年齢相応の魅力があって良いという人
もいますが、そこはまあ人それぞれに感性の違いがあるので、ここで結論
を出すべきことではないと思いますので言及はしません。
私は中学生の頃、かぐや姫や風、アリスが好きでしたが音楽の授業は嫌い
で音楽ではなく「音が苦」というぐらいでしたが、中学二年生の時に校内
合唱大会で歌いたい曲として、風の「ささやかなこの人生」を提案して、
それが採用されてからは音楽の授業に背を向けることが無くなり、三年生
の時には音楽のテストで、自分の好きな歌を唄って良いということになり
アリスの「冬の稲妻」を唄って、音楽好きになりました。(単純)
そんなわけで、風の曲には一つ一つに思い出があるという感じで、今でも
伊勢正三さんの作詞と作曲は天才レベルだと思っています。
そんな風の活動の中で、コンサート(今ではライブと言うのが普通ですが
世代的にはコンサートとライブは別物という感覚があるので、生歌ならば
全てライブというのは、ちょっと違うと思っています)も決して少なくは
ありませんでしたが、今までライブアルバムはありませんでした。
伊勢正三さんの営業的なことは良しとしなかった思いから今まではライブ
アルバムは封印されていましたが、伊勢正三さんの45周年ということも
あって、3枚組のライブアルバムが発売されます。
1枚目は風時代の曲を伊勢正三さんが一人で歌ったコンサートからの抜粋
2枚目は風の二人が歌っているコンサートからの歌声が収録され、3枚目
は風の最後のステージのDVDになっています。
大好きだった「君と歩いた青春」や「22才の別れ」のライブアルバムが
出るんですからね、そりゃ買うしかないですという感じです。