１２月にムーミンの新作公開

ムーミン一家が夏のバカンスに出かけるという映画が、２０１４年に公開
されてから三年の間が開いて、今年の１２月２日に新作の「ムーミン谷と
ウィンターワンダーランド」が公開されることになりました。



原作のトーベ・ヤンソンさんは、かなり前に亡くなっていますから全くの
オリジナル作品ということになりますが、前作の南の海で楽しいバカンス
にお出かけしているムーミン一家というのが、どうも個人的にイメージが
合わなくて、今回の映画も合わないような気がしないでもありません。

トーベ・ヤンソンさんの逆鱗に触れて再放送の許可が出ないとされている
旧作（岸田今日子さんがムーミン役を務めていたバージョン）の何となく
ダークなイメージの強い（それが故に神秘性が強まってニョロニョロなど
の人間っぽくない生き物にも違和感がなかった）ムーミンが好きだったと
いう人なので、ノンノンがフローレンになって、明るいイメージになった
新作のムーミンは好きになれないというのもあるのかも知れません。





今度のムーミンは宮沢りえが声を担当するそうで、劇場版アニメーション
の吹き替えは１２年振りになるみたいです。

他の注目キャストとしては「アナと雪の女王」で、アナの吹き替えを演じ
高評価を得た神田沙也加がナレーションを担当するということで内容より
出演者の話題が先行している感があります。

舞台設定は前作と一転して冬のムーミン谷が舞台となり、降り積もった雪
の銀世界でムーミンが「クリスマス」の存在を知って初めてのクリスマス
を迎えるまでのお話ということですが、旧作の最終回はムーミン谷に冬が
来て、ムーミンたちが冬眠するという設定だったので、なんとなくあれ？
みたいな感じはありますが、そもそもフィンランドの妖精ムーミントロル
が原形ですから、冬眠は必要なさそうです。

キャラクターグッズも相変わらずの根強いファンがいることもあり今後も
映画の新作は上映されていくことでしょうね。