毎年、年末になると一年間の中央競馬の総決算的な意味合いのグランプリ
有馬記念が開催されますが、上半期の人気投票と最強馬決定戦(競走馬は
距離適性がありますから本当の意味での最強馬決定戦ではありませんが)
みたいなレースとして宝塚記念というレースが6月25日に開催されます。
去年は牝馬のマリアライトが優勝しました。
このレースは芝2200メートルのレースなので、天皇賞・春と比べると
1000メートル短くなるので長距離レースを得意とする馬には少々不利
となり、マイラーと呼ばれる1600メートルを主戦場とする競走馬には
600メートル長くなるので距離が長すぎるという不利があります。
天皇賞・秋や皐月賞の2000メートルが現代競馬の最強馬に最適な距離
という説もありますが、2000メートルの皐月賞、2400メートルの
日本ダービー、3000メートルの菊花賞を勝った馬が三冠馬と呼ばれる
という現実を考えると2200メートルは将来、種牡馬・繁殖牝馬になる
前提で考えれば最強馬を決める距離に準じていると言えそうです。
前走の天皇賞・春(キタサンブラックはコースレコード勝ち)
宝塚記念はどんな馬でも出走できるわけではなく、人気投票の上位10頭
に優先出走権が与えられ、それ以下は獲得賞金順での出走になることから
上期の締めくくりとして位置付けられているわけです。
現在、人気投票が行われている真っ最中で、最終的には6月4日が締め切り
になっていますが二回目の中間投票の発表が行われ、現時点までに約69万
の投票が行われ、その内の64,298票を獲得しているキタサンブラックが、
一位になっています。
今年から古馬三冠レースという枠組みが出来て、大阪杯2000メートル
天皇賞・春3200メートル、宝塚記念2200メートルをコンプリート
すると特別賞金2億円が支給されることになりましが、キタサンブラック
は現在二連勝中で特別賞金が狙える唯一の存在となっていますから、是非
投票で一位になって本番のレースでも一位になれると良いですね。
武豊騎手とのコンビでの凱旋門賞も予定されていますから、日本最強馬の
称号を勝ち取って、フランスでも最強馬になると良いですね。