ただ、マレーシアでは最後尾スタートのフェルナンド・アロンソが7位に
入賞しているということもあるので、決勝の時間帯の天候が雨になったり
するようならば、マシンの性能不足の差をアロンソとバトンのテクニック
で補うことが出来るかも知れませんから、あまり悲観的な見方をするのは
止めておこうと思います。
マクラーレン・ホンダを特別視しない予選結果としてはポールポジション
を獲得したのは三年連続になるメルセデスのニコ・ロズベルグ。
同じくメルセデスのルイス・ハミルトンが二番手になったことでスタート
直後の接触事故が心配な感じです。
個人的にはニコ・ロスベルグが優勝してルイス・ハミルトンとのポイント
差をもっと広げてワールドチャンピオンになって欲しいと思っていますが
本当に僅差での予選結果ですからね、事故だけは気を付けて欲しいです。
ルイス・ハミルトンは前回のトラブル時にチームの中に自分を陥れようと
しているのがいるみたいな発言をしているのが、世界でも特別なレーサー
だけが取得できるスーパーライセンスを持つプロフェッショナルとしては
あまりにもお粗末な発言だと感じたので優勝して欲しくないです。
最前列を制したメルセデスの後に続いたのは、フェラーリ、レッドブルと
フォースインディアということで、毎度おなじみのトップグループです。
この後に続くウィリアムズ、トロロッソ、ハースなどのセカンドグループ
の中に埋没しているマクラーレン・ホンダが来年にはトップグループの中
に入れるのかが、来年もF1に興味を持ち続けられるかどうかの分岐点と
いうような見方をしているファンも少なくないような気がします。
明日の天気予報は雨みたいですね、雨が降ったら勝機が出てくるみたいな
発言をアロンソはしていますから期待できるかも知れません。
<追記>
結果として鈴鹿では雨は降らず、マシンの性能が最大限発揮されたレース
となり、ニコ・ロズベルグがポールトゥウィンで9勝目を挙げました。
二番手スタートのルイス・ハミルトンは、スタートに失敗して8番手まで
順位を下げましたが挽回して3位入賞、2位にはレッドブルのマックス・
フェルスタッペンが入り、メルセデスチームがコンストラクターズ部門の
今シーズンの優勝を決めました。
マクラーレン・ホンダはフェルナンド・アロンソが16位、ジェンソン・
バトンが18位と予選とほぼ同じ順位でのフィニッシュでした。
改善が著しいとはいうものの、ホンダエンジンの安定性はまだまだという
感じで、2017年の表彰台もちょっと怪しいかなという印象です。
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