3月3日に地方競馬の川崎競馬場でデビューして、川崎、高知、浦和など
地方競馬と中山、中京、福島と中央競馬の競馬場を転戦して、4月10日
の桜花賞の日にサニーデイズ(牡五歳)に騎乗して、JRAのレースでは
初勝利(地方では浦和で二勝)を挙げました。





デビューの日に最高位二着ということで、割と簡単に初勝利もいけそうな
感じがありましたが、そこはやはり厳しいプロの世界ということで、順調
に勝ち鞍を積み上げるというわけにはいかなくて、僻み根性丸出しみたい
な一部の辛辣な声もあったようですが、厳しい競馬学校を卒業して上げ底
のない騎手免許を取得しているのですから、プライドと自信を持って今後
のレースで二勝目、三勝目を積み重ねていくことを期待しています。



今はまだ絶対的な実績もないので、なかなか社台グループや金子正人HD
などの一流種牡馬の産駒に乗る機会はないと思いますが、これからの騎乗
によって、オーナーの見方も変わってくるかと思いますので、来年はまだ
早いかもしれませんが、数年の内には初勝利を挙げた日に開催されていた
桜花賞に出走できるように、疲れを溜めないように注意して大きなレース
に勝って、藤田菜七子の時代を築いて下さい。

ノーザンファームの情熱~吉田勝己・俊介父子の世界への挑戦
古矢 友三


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