得意種目のマラソンでオリンピック出場を果たすことを目的に、選手層の
薄いカンボジアの国籍を取得したタレントの猫ひろしさんがカンボジアで
開催された「第二回 アンコールエンパイアマラソン」に参戦して二位に
入賞し、来年のオリンピック出場の選考対象にはなりました。



このマラソン大会は、リオデジャネイロオリンピックのカンボジア代表の
選考会も兼ねていてカンボジア選手としての1位は確保しましたが、国内
の選考基準を満たす必要もあるので、オリンピック出場が叶うかどうかは
まだわかりませんが、やることはやったという感じでしょうね。

ただ、今回の猫さんの記録は2時間46分54秒であることからマラソン
のオリンピック参加標準記録の2時間18分と比較すると、かなり乖離が
ようにも思えますので、まだまだ流動的ではあるようです。

オリンピックのルールでは、一つの国・地域で陸上のどの種目も標準記録
を破れなかった場合は、男女1人ずつどれかの種目に出場できる「特例」
があるようなので、現時点では猫さんがオリンピックに出ることは可能な
状況ですが、今後の陸上種目の選考会で、標準記録に達するカンボジアの
選手が現れた場合には自動的にオリンピックの出場資格を失うということ
になりますから、現時点ではかなり厳しい状況だと思います。

もしもオリンピック選手になれたとすれば国籍を変えた甲斐もあるような
気がしますが、オリンピックに出られなかったらどうなるのでしょう?

猫ひろしのマラソン最速メソッド 市民ランナーのサブスリー達成術 (ソフトバンク新書)
猫 ひろし


by G-Tools