山岳写真家の奥さんや古いアパートに住んでいる個性的な隣人たち、病院
の上司や看護師の同僚とのエピソード等、実際の仕事の中で経験したこと
をモチーフにしているのかな?なんて思いながら読み進み気付いた時には
本一冊が終わっていたという感じになります。
以前から書いているようにジャニーズ系が主役を演ずる映画は基本的には
見ない人なので、残念ながら映画を見ることは無いと思いますが、漫画は
石川サブロウ氏の絵のタッチと物語がピッタリと合っているように思えて
小説同様に読ませていただいています。
一応、誤解を招かないように書いておきますが、私は「嵐」が嫌いという
わけではなく、ジャニーズ事務所のどこにでも出てきたがる、吹き出物の
ような事務所の営業方針が嫌いなわけであって、所属するタレントが云々
という話ではありませんので、その点はご理解下さい。
医者は自分の時間を求めることは間違いなのかとか、死にゆく人に対して
延命治療をすることの価値とか、そんな根本的な問題を通して誰にも必ず
訪れる死をどのように受け入れるべきか、また見送ることが良いのかを、
考えるきっかけの一つになる本だと思って知識や知恵を蓄えるのではなく
自分自身の存在を感じながら何度も読み返しています。
神様のカルテ 1 (ビッグコミックス) 石川 サブロウ by G-Tools |