７５００万円の申告漏れで芸能界を干されて、約一年後に吉本興業に所属
して復帰した坂東英二が、暴力団との関係や業界内でのパワハラなどで、
引退を余儀なくされた島田紳助の復帰を望む発言をしています。

８０年代前半に坂東英二が芸能界を引退する時には島田紳助が番組を作る
と約束したと、今年は２０１５年ですから３０年も前のそれも人気が保障
されるわけでもない芸能界での、私的な約束事を披露してどうするの？と
言っている意味がよく分かりません。

坂東英二が引退して日付が変わった瞬間から朝６時まで生中継でフラフラ
と徘徊している坂東英二を追い続ける番組を計画し、世間が紳助の復帰を
盛り上げてくれたら現実になるような言い方をしていますが、坂東英二が
引退したところで、どれだけの人が感傷に浸るのか？と。

限りなく脱税に近い申告漏れをした三流タレントが引退したところで特番
を作る放送局がどこにあるのか？と、もっと現実的な話をしたらだうかと
思いますが、もうそういう見方が出来なくなっているのでしょうか。

関西ではどう見られているのかわかりませんが、横柄な態度で後輩芸人や
一般人を見下すような喋り方をして、偽善のチャリティ番組を祀り上げて
暴力団と付き合っていたような人間が、芸能界に必要だと思っている人は
全国レベルでは１０％もいないと思います。

島田紳助の復帰なんて全く望まないですし、坂東英二の己を自覚しない話
も聞きたくもないので、今すぐ引退してもらって結構です。

引き際の美学 (朝日新書)
川北義則


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